富士宮

神戸に行ってきました

5月16日(金)、宇佐美支部長、穂坂副支部長、簑前支部長、稲原例会企画委員の4名にて、6月合同例会の下打ち合わせのために神戸に行ってきました。
訪問先は、講師をお願いした、(株)イーエス・プランニング 藤岡義巳代表取締役(兵庫同友会代表理事)のところで、2月の全研ひろしまの懇親会でご挨拶させて頂いた際に「別に訪問しなくてもメールでのやりとりでOK」と言われていたのですが、やはり、現地に赴いて話を聞く価値が絶対にあるだろうということで、4人で出掛けて行きました。

少し早目の新幹線で新神戸駅に到着したので、寄り道がてら北野の街を散策しつつ、三宮駅まで歩いて行きました。

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 北野の街は、第一級の観光地ということもあり、セブンイレブンも北野仕様で見事に風景に溶け込んでいました。

三宮に到着しての昼食は、穂坂副支部長お奨めのソウルフード「そばめし」。
下調べした時から名前に惹かれた「長田タンク筋」というお店へ。

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店構えからして期待出来そうです。中に入ると、昼前なのにほぼ満席で、一番奥のテーブル席に案内されました。
奥へ進みがてら見てみると、何か見たこともない濃い茶色の物体をみなさんおいしそうに食べています。

オーダーをして待つことしばし。先ほど見た濃い茶色の物体の正体「そばめし」がおいしそうな湯気を立てて到着。

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色は濃いのですがベースの味付けは薄めなので、各自お好みのソースをかけるのですが、「虎」の文字に濁点が付いた「ドラソース」という名前のオリジナルソースが異様に辛く、それがそばめしと良くマッチしていて病みつきになってどんどんかけてしまい、結果、その辛さを中和するための白い泡の飲み物もグイグイいってしまいました。
(このセットの破壊力は抜群でありました。)

昼食後、腹ごなし(と、酔い冷まし)を兼ねて、元町にあるイーエス・プランニングさんまで歩いて行きました。
20分ほどの道のりのほとんどが、歩行者専用の全天候型アーケード付き商店街だったのですが、人が安心して買い物をするためには、やっぱりこうして車を排除するべきだと、自身の商店街のことを思い浮かべながら歩いていました。

最後で少し迷ってしまい、予定より5分ほど遅れてしまいましたが、事務所2階の窓から顔を出し手を振って我々を笑顔で迎えてくださいました。 手短に挨拶をすませ、早速本題へと移りました。

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例会内容の打ち合わせをしながら、震災時のこと(阪神淡路で頂いた支援、東日本で行った支援)、自社のこと、同友会のこと、経営理念のこと、とにかくいろいろとお話をしてくださり、支部組織の活性化、ベテラン会員の居場所作り、新入会員へのフォロー方法などについて、大きなヒントをたくさん頂き、訪問しなければ決して得られなかった大切なお土産をたくさん持ち帰ることが出来ました。

具体的な内容をここで書いてしまうと、例会当日の面白みが無くなってしまうのですが、ひとつだけ、「同友会は自分のためのプラットホームであり、会費は自社を良くするための自己投資である。自己活動への自己投資なのだから、同友会の活動費は、税金を掛けることが出来ない不課税である。」という話は、自分と同友会との有り方を端的に表していて分かり易かったので、ここに紹介しておきます。

藤岡さんの話を聞いていて、根底にある共通した考え方として感じたものは、ある問題を考える際、大きな塊のままで問題に対処するのではなくて、出来るだけ小さなパーツに分解させて考える、ということです。
100の問題が複雑に絡み合って解決出来そうもない物事も、100の問題に分解して一つずつ解決するというステップを100回繰り返すことで解決に導く、この考え方が根底にあるので、我々のたくさんの質問に対して、ポイントをついたとても分かり易い言葉でズバリと回答して頂き、いわゆる「腑に落ちる」という体験を何度もすることが出来ました。

予定時間MAXの2時間半があっという間に過ぎてしまい、まだまだ話をしたかったのですが、丁重に別れのご挨拶をさせて頂き、打ち合わせに同席して頂いた兵庫同友会事務局長の内橋さんの案内で、次の訪問先(株)奥谷金網製作所さんのところに向かいました。

「せっかく神戸に行くので、近くの会員企業を1社訪問したい」というリクエストに応えて頂いての訪問でした。

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かなり歴史が感じられる外観です

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ショウルーム入口には、歓迎の表示がされていました

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興味を引く様々な金網やパンチングメタルのサンプルが所狭しと並んでいます
このようなショウルームを持っている金網メーカーは他には無いということでした

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熱心に見入っている金網は、拡大ルーペでやっと網目が見えるくらいの細かい目を持つ金網です
手触りは、金網と言うより、もはや柔らかい布と言っても過言ではありませんでした

このショウルームを作ったことで、各メーカーの技術者と現物を見ながら打ち合わせを行うことが出来るようになったため、お互いの意思疎通が十分図られるようになったとのことですが、「それでも現地へ行って、どういう使われ方をするのか自分の目で確認したい」という言葉は、やはり生粋の技術屋さんならではの言葉だと思いました。

簑前支部長にとっては、丁度、自社のラインで使用している金網に問題を抱えているところで、ほぼ商談状態でのショウルーム見学となっていましたが、これも何かの縁ではないかと思っています。

多くの学びを持って帰ることが出来た神戸訪問となりましたが、その成果をまずは6月例会で出したいと思います。
より多くの人に参加してもらい、「良い会社」にするためのヒントをいっぱい持って帰ってもらいたいと思います。


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