富士宮

富士宮・富士合同例会 畳屋で年商35億の社長が語る!

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7月21日、富士市ロゼシアターにて、富士宮支部・富士支部合同例会が開催されました。

講師には、東京同友会より、株式会社キツタカの橘高勝人社長をお迎えし、小さな畳屋を継いで社長になるまでの経緯、現在の悩み、そして未来への展望を語って頂きました。

家業であった畳屋を、先代が倒れたことをきっかけに、学生と畳屋の二足のわらじ働きはじめたという橘高氏。当初は「売れば良いのだろう」と、大手ゼネコンの下請けになるために飛び込み営業を繰り返し、成果は実りやがて取引は始まるのですが、値段の勝負になってしまい売上が上がっているはずなのに、利益は向上しない負のスパイラルに陥ります。

経理を担当していた母の指摘や助言してくれた同業の社長の協力もあり、やがて問題点に気づき、方針を変更し、特定の業界にしぼった営業を行うようになったことで、利益が向上。効率化の為に、工場の集約、徒弟制度をアレンジしたような独自の雇用体系を作り、支店も数多く設立。縮小する畳業界の中にあっても、家業を引き受けた当時、年商数千万円代だった頃から、今は35億に。しかし、大きくなったなりのまた課題も多く生まれているのも現実。

独自の雇用体系の改革、付加価値の高い商品の開発・販売促進が課題であると報告し、締めくくりました。

バスセッションでは、自社の強みや付加価値など、富士宮・富士合同ならではの新鮮な顔ぶれに、ゲスト・オブザーバーも多数参加し、充実した例会となりました。

報告:有限会社カボスメディアワークス 代表取締役 田邉元裕

 


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