富士宮

地域社会に愛される建物を創造する

Workside_2  8月7日、富士宮支部例会が志ほ川バイパス店にて開催され、WORK設計工房の井出正和氏が報告しました。

 井出氏は、今年7月4日に竣工式がおこなわれた、シンコーラミ工業㈱の北山工場の設計(延床面積2,600坪)を手がけました。人生の中で最大規模のこの仕事は、関係者、監督にも恵まれ、振り返れば楽しかった。一生懸命にやれば、相手も応えてくれることを実感されたそうです。

 地元の設計の第一線で活躍する井出氏ですが、意外にも青少年時代、厳しい父の影響で人前に出るのが苦手になってしまったとか。学生時代も、建築専門のコースをとるものの、当時はまだ未来への目標や情熱が薄くどちらかというと漠然とした日々だったようです。

 就職して数年して富士宮に帰郷。富士宮支部の元会員でもある構造計算・設計の名士に師事。これが転機となり、やがて独立するきっかけになりました。

 また、仕事以外にも、祭り・自治会など地域活動での人との関わりの中で人前にも出るようになり、人間的にも多く学び、成長させてもらったと語りました。人とのつながり、日本文化、感性を大事にしながら設計を手がける現在のスタイルが確立したと言います。

 一見やわらかく静かな物腰の中に、とてつもなく熱い情熱、強さ、徹底して仕事をやりきる良い意味での頑固さを持ち、多くの信頼を得ている井出氏の姿から、当たり前を当たり前に、誠実に仕事を続けることの大切さを感じ取った例会となりました。

報告:有限会社カボスメディアワークス 田邉元裕


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