富士宮

5月例会:地域「深耕」 記憶を重ねる「文化型」まちづくりを

0509reikai  5月9日(金)、志ほ川バイパス店にて、駒澤大学吉田敬一教授をお招きして「わかりやすい中小企業憲章」をテーマに講演いただき、他支部会員や富士宮商工会議所・富士宮信用金庫など地元経済界からも多数の出席の中、充実した例会となりました。

 市場原理主義・大企業偏重の傾向の中、産業や地域経済の空洞化、衰退、格差が顕著です。同時にそれぞれの地域が持っていた文化や伝統的な制度・価値観が大きく変容したり破壊されつつあります。そんな中、歴史を消し去る「文明型」ではなく、地域の素材や資源を生かした、記憶を重ねる「文化型」まちづくりや企業経営が重要であると強く語られました。

 しかし現状を見ると、理想とかけ離れている業界も多々あり、出席者から「そうはいっても」という声もたくさん聞かれ、具体的な行動には課題や障害が山積しているようです。かといって手をこまねいていては何の改善も生まれないため、まずは、お客様にとって「なくなったら困る」会社づくり、地域と共に育つ社風・関係づくり等を一つ一つ絶え間なく実践していくことが重要だと思いました。

 「地域の足元を深く耕してみて、良いものを伸ばし、足りないものを補いあうまちづくり」を実践していく中核として、私たち中小企業家同友会の積極的な学びあい・結束強化が必要不可欠であると再確認した例会となりました。

報告:有限会社カボスメディアワークス 代表取締役 田邉元裕(富士宮支部)


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