富士宮

第42回青年経営者全国交流会in奈良 その1

9月18日・19日の両日に奈良で開催された、第42回青年経営者全国交流会(略:青全交)に参加してきました。
全国各地から1,300名近い会員の参加があり、静岡県から14名、うち富士宮支部から5名のメンバーが参加しました。
(参加者:宇佐美支部長、簑前支部長、穂坂副支部長、朝日副支部長、稲原例会企画委員)

まず、京都駅での乗り換えの時間を利用して、三十三間堂を見学してきました。

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久し振りに三十三間堂を訪ねたのですが、やはり千体の観音立像が立ち並ぶ様は、いつ見ても圧倒されてしまいます。

次に、京都駅に戻り、京都を代表するラーメン店、新福菜館で早めのお昼を食べました。

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富山のブラックラーメンより薄いものの、かなり黒に近い茶色いスープからは想像出来ないほどマイルドな味付けで、チャンポン麺に近い食感の中太麺との相性も抜群でした。横にあるチャーハンも、この店以外では絶対出せない味と色で、結構量があったものの完食してしまいました。(チャーハンは、大盛りを3人で分けました)
ちなみに、画像に映っているグラス入りの泡が出ている黄色い飲み物は、相席のお客さんのだったような、そうでなかったような、そもそも相席でなかったような、もう一本追加したような・・・

s-P1000757(近鉄京都駅から既に「せんとくん」がお出迎え)

近鉄特急で奈良に向かう時間を使って、某支部長のためにエネルギーシフトのレクチャーを致しました。と言うのは、今回、私と同じ第2分科会でテーブル長(私もテーブル長でした)を務めるということで、エネルギーシフトのおさらい(と言えば聞こえは良いのですが、要するに一夜漬けならぬ一昼漬け)をしておこうということで、エネルギーシフトを語る上で絶対に外せない「里山資本主義」「kWh=\(キロワットアワー・イズ・マネー)」の2冊の中で重要なポイントを整理したのですが、それが後で自分の役に立つことになるとは、この時は全く思いもよりませんでした。

奈良駅で降り、奈良県同友会メンバーの歓迎を受けた後、朝日氏を除く4名で第2分科会の会場へ向かいます。今回は、会場がいくつにも分かれていて、我々の会場は東大寺ミュージアムというとても綺麗な施設でした。

第2分科会は、中同協の設営で「ビジョンの実践」をテーマに、広浜泰久中同協幹事長[(株)ヒロハマ 代表取締役会長]を報告者に『世界に誇れる日本の未来を創ろう!~青年経営者として「エネルギーシフト」をいかに考えるか~』と題して行われました。

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まず、広浜氏から、エネルギーシフトの概要を説明して頂きました。 レジュメは、以下の通りでした。(60分)

1.エネルギーシフトとは
①中同協ドイツ・オーストリア視察から
②REESの活動

2.今、なぜエネルギーシフトが必要なのか
①エネルギー問題と節約
②生活の質の向上
③日本における資源の豊富さ
④中小企業の出番
⑤地域づくりと行政との連帯

3.青年経営者としてエネルギーシフトをいかに考え、実践するか
①中小企業家エネルギー宣言について
②まず学習
③未来の地域・日本をつくる

内容は「分かっている人が、分かっている人に向けた、概要説明」という感じで、初めてエネルギーシフトという言葉に触れた人たちにとっては、取っ掛かりを得にくい内容だったと思います。
また、配布資料も少ないため、それらを見てより理解を深めるということも不可能で、せめて、ドイツ・オーストリア視察をまとめたハンドブックぐらいは、事前配布しても良かったのではないかと思いました。
(帰ってから学習することも出来ますし・・・)

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そんなことを思いながらグループ討議に入ったのですが、8名中6名の方が「里山資本主義」「kWh=\」のどちらも読んでおらず、「エネルギーシフトって何?」という方が多かったので 、正直どうやって討議を進めて行ったら良いか悩んでしまいました。

結局「里山資本主義」「kWh=\」は、後日各自で読んでもらうようにして、エネルギーシフトの大枠や概念だけを少しずつ説明しながら、あまりエネルギーシフトについて突っ込んだ討議はせず、エネルギーシフトの目的の一つである「地域内に雇用が生まれたり、お金が循環することで地域が良くなる」ということを主眼に「埋もれていた地域資源」について考えたり、皆が良く知っているような事例(徳島県上勝村のいろどり事業など)を挙げてそれについての感想を聞くようにしたりという形でグループ討議を進行させました。

幸い、グループ発表は無かったものですから、参加して頂いた各人がこれから持ち帰って考えてもらうようなきっかけになるようにと考えて進行したつもりだったのですが、参加されたみなさんにどのように感じてもらうことが出来たのかまでは、正直分かりませんでした。

支部例会以外で初めてのグループ長だったのですが、思うようには出来ないという反省ばかりが残ってしまいました。

ただ、各グループの発表を聞く限りは、どのグループもあまり深い討議が出来ていなかったように感じました。
それは、座長である平田美穂中同協事務局長のまとめと発表の内容とが乖離していることからも十分に分かりました。

何はともあれ分科会が終了し、懇親会会場へ向かうバスに乗り込みました。


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