10月度Eグループ会が開催されました。
内容:自動車部品工場見学会!(オープングループ会)
日時:10月22日(水)15:00~17:00
場所:丸山工業株式会社 → 有限会社鈴木製作所 → 株式会社中里メッキ
担当者:九川治喜
参加者 : 12名
自分の業界では当たり前の空気というものが、他の業界から見るとかなり別世界に映ることがあるかと思います。今回のEグループ会ではご要望にお応えして、同友会の会員でもある自動車部品関連会社3社をハシゴで工場見学させていただくという企画でした。
本当に限られた時間の中でしたので、
・自動車業界の概略をご理解いただく
・自動車業界の末端の現場の空気を感じ取っていただく
ことに的を絞ってのスケジュールとなりました。
2万〜3万点の部品から出来ていると言われる自動車。
基本はそのどれか一つでも欠けると自動車になりません。
部品の分野としては、車体骨格関連、ドア類、エンジン関連、吸排気関連、燃料タンク、ミッション関連、ブレーキ関連、タイヤ類、ランプ類、インパネ関連、ハンドル、シート、内装、ガラス類、オプションパーツ・・・と多岐に渡り、それらを構成するたった一つの部品を作るのにも複数の会社の連携が必要となる場合が多々あります。
ゆえに自動車関連産業のすそ野は非常に広いと言えます。
自動車メーカーが企画したクルマは部品毎に図面にされ、1次メーカー(Tier 1 とも言う)に展開されます。1次メーカーは必要に応じて2次メーカー(Tier 2)に展開します・・・のような形でサプライチェーンが形成されていきます。
どの業界も同様かと思われますが、我々自動車業界のサプライチェーンの末端を担う中小企業は厳しい品質・コスト・納期と日々戦っております。
参加者の方々にとって今回の工場見学は・・・「騒音が・・・」とか「煙が・・・」とか「ニオイが・・・」とか言った感想も持たれたかと思いますが、概ね満足していただけたようです。
快く工場見学をお引き受けいただいた有限会社鈴木製作所の鈴木社長、株式会社中里メッキの渡邉専務、今回は本当にありがとうございました!
雨で足元の悪い中ご参加いただきました皆様、大変お疲れさまでした。ありがとうございました!
丸山工業の食堂にてブリーフィング。
丸山工業(プレス加工)の現場の写真は撮り忘れてしまいました・・・。
順送プレスにより早く正確に製品が出来ていきます。
パイプ加工では無人でパイプを曲げている設備が目を引いていました。
鈴木製作所さん(スポット溶接、プロジェクション溶接)の現場見学。
職人ワザにより次々とナットが溶接されていきます。
中里メッキさん(亜鉛等のメッキ、カチオン塗装)の現場見学。
パイプの内部にもメッキ可能!という特殊技術を持っています。
鉄の上に金属をコーティングするのがメッキ、
鉄の上に樹脂をコーティングするのが塗装・・・なんです♪