7月度先輩との交流会開催
平成25年7月26日(金曜日)
「先輩との交流会」を開催しました。
「風車 風が来るまで一休み」
講師:市川公信氏 (有)市川石材
参加者:8名
場所:みどり亭
前回の開催からかなり間ががあいてしまいましたが、今月もなんとか「先輩と
の交流会」を開催する事ができました。
今回は、市川公信氏(以下、公信さん)に登場していただき、公信さんの持つ
独特の世界を我々に語っていただきたき、それに臨機に返答や質問をぶつけて
いくために、懇親の形式をとりました。
のっけから、公信さんのその博識に圧倒されっぱなしでしたが、酒が入り饒舌
になってくると、さらに次から次へとなかなか普段聞くことのできない言葉が
出てきて、メモを取るのにも苦労しました。
今ではそうでもないらしいですが、若い頃はかなりの読書量を誇っていた事が
容易に推し量られます。それでいて、人の心のつぼを的確に捉えるその語り口
はまた独特でもあります。
・亡くなられた奥さんにまつわる秘話。
・日本人の文化としての墓の所以。
・現在、仕事をしていく上での心構え。
・きちんと、そのときそのとき”人”の話をちゃんと聞いて情報として頭の中
に入れておくこと。
上記の話のような概要でお話を聞いていたのですが、その中で出てきた「心の
富」という言葉が今回の会のキーワードだったと思います。甘いも辛いも人生
の調味料として、人生積み重ねていかなければならないのは・・・まさに、
「心の富」である。そして、人間の人間たる所以は・・・「かくすこと」、ま
さに「墓」の文化はそこから来ているのだといい、「墓」の文字の所以にまで
話が及びました。
二時間ちょっとあっという間でしたが、こちら側からもいろんな質問もでき、
それについてのやりとりもできましたし、かなり密度の濃い時間を過ごさせて
いただきました。
最後に、公信さんの人生訓を紹介します。
「波騒は世の常である
波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は歌い雑魚は踊る
けれど、誰か知ろう、百尺下の水の心を、水の深さを」
吉川英冶「宮本武蔵」より