三島支部7月例会に参加してきました
7月24日、三島支部7月例会に参加してきました。 今回は、三島支部の重鎮、(株)姫沙羅 原俊治代表取締役が報告を務めることもあって、いつもより多くの参加者で賑わっていました。(参加者:21名)
報告内容は、「皆さんは社長の仕事ができていますか ~打つ手は無限をテーマに経営哲学を熱く語る~ 」と題し、コーディネーターとして隣に座る三田支部長が質問をして、それに対して原社長が答える、という形式で進められました。
示唆に富んだ話をいろいろとしてくださいましたが、やはり経営者には「しっかりとした戦略」を持つことと、「数字に強くなる」ことが必須のものであると改めて感じました。
その中で、「原価が100円だから200円で売ろうという発想は止めなさい。そこにどれだけ付加価値を付けられるかという考えを持ちなさい。付加価値を付ければ付けるほど、他の人が真似出来ない商品になります。」という言葉は、今まで自分が持たなかった新鮮な視点で物事を捉えていて、いわゆる「目から鱗」状態となってしまいました。
ただその言葉の中にも、「付加価値の上げ方に一定のルールは存在しない」「価格決定権を持たなければならない」という、経営者が行うべき仕事「戦略」と「数字」がしっかりと折り込まれていることに気付くことが重要です。
今年2月に開通した伊豆縦貫道(東駿河湾環状道路)により店の前の道路事情が全く変わってしまい、店へのアクセスが悪化した結果落ち込んだ売り上げを、逆転の発想でサービスの質を向上させることにより売り上げを回復したという戦略も、カーナビ情報が更新されて縦貫道が地図に載った時にどのような変化が出てくるのかがひとつのポイントであるという視点も、経営者としてとても大事な資質であり、大変勉強になりました。
「良い経営者の共通点は、友人が多いことです。友人を作るコツは、人の話を良く聞くことですが、その上で自分の話を良くすることも大切なことです。相手に自分をドンドンぶつけてみてください。」と原社長がおっしゃっていましたが、会員自身が原社長と古くからの知り合いであったり、会員の父上が原社長と同級生だったり、とにかく人の繋がりが半端ではない原社長自身が「良い経営者」であることは、疑いようもない事実です。
その事実を如実に示したのが、今回のサッカーワールドカップでのPV(パブリックビューイング)問題でした。
適切な会場が見つからない中で「地元函南町出身の代表選手なんてこの先100年は出ないであろうから、今ここで内田篤人選手を全力で応援しなければ絶対に後悔する。だからみんなで一生懸命応援しよう」と函南町長を電話一本で説得して(脅して)会場がセッティングされたことは、原社長以外には絶対誰にも出来ない芸当だと思いました。
TVCMに出てくる美人の仲居さんしかイメージに無かった姫沙羅が、今回の例会でグッと近いものに感じることが出来ました。
原社長、三島支部の皆様、どうもありがとうございました。
(何回も通っている三田支部長によると、TVCMの仲居さんは、どうやらお店にはいないようです。)