富士宮

一人旅が教えてくれるもの

私の趣味は、一人旅です。

今回は、ベトナムに行って感じたことをお伝えしようと思います。

ホーチミンというベトナム南部の商業都市から入国し、北部にある首都ハノイから出国するルートをとった。ちなみにベトナムはかつてフランスの占領地であったため、町の至る所でフランス様式の建物がみられる。

もちろん食事もそうで、基本的に主食は米ですが、フランスパンなど食している人は数多い。そしてベトナムといたらベトナムコーヒー。濃いめなコーヒーにコンデンスミルク。相性は抜群です。

こんなことを、飛行機内でチェック&リサーチ。
チェックは勿論、世界の歩き方という旅人のバイブルで。

リサーチは飛行機内にいる初対面の旅行者や現地人。カタコトの英語で情報を聞きだします。

旅にでると、開放感からか?誰とでも話ができるお調子者な私にとって、こんなことは当たり前。現地の人と仲良くなり、その人の家に招かれて、食事などの接待をされたこともあるほどです。

ただ、家に招いてくれるというのは、私がフレンドリーだからという理由だけではありません。現地の方々は、人間が好きなのでしょう。とにかく、やさしいのです。勿論、中には善人を装い、『ニホンジンハ、マニーヲイッパイモッテイルカラ』と思い、騙してお金を要求してくるやからもいます。

しかし、殆どの方々は、常に笑顔で親切。例えば、道が解らなければ、教えてくれる。宿が無ければ、家に招いてくれる。すれ違う人すれ違う人に手を振れば、殆どの人が笑顔で手を振り替えしてくれる。

明らかに私よりお金が無い身形なのにも関わらず、心にゆとりがある対応をしてくれるのだ。この国は未だ戦争の傷跡が残り、先進国と比べても所得格差は歴然だ。

そしてなによりも傷跡は人々の心に残っている筈なのに、この『ゆとり』・『やさしさ』・『親切』はなんなのだろう。そして、私には無い、むしろ日本人には無いと言っても過言ではない、『最高に純粋な笑顔』を持っているのはなんなのだろう。

恐らく知っているのでしょうね。『笑顔が人を幸せにしてくれる』ことを。

感じ方、思い方は人それぞれですが、私が思うに、人間苦境にたちそれを乗り越えると、『自然に笑顔で人を思いやれる』ようになるのではないでしょうか。

現に、中小企業家同友会に加盟されている、私の先輩方は人を自然に思いやれる方々が多い。地域社会を思いやる行動を起している。それはやはり数々の苦境を乗り越えてきたからこそ出来ているのだと思わずにはいられません。

私が旅をする、旅に魅了されているのは、このようなことからかもしれません。だから中小企業家同友会にも参加しているのかもしれません。

常に笑顔でいる。居続ける。これが出来れば案外この不況も良い経験の一つだと感じられることができる。

私にはベトナムの方々がそう教えてくれているような気がしてなりません。

■有限会社オオサワ商会  大澤 秀明


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