富士宮

第23回中同協役員研修会イン富山-1

5月22日(木)、23日(金)の2日間、富山で開催された、第23回中同協役員研修会に参加してきました。
参加者は全体で104名。内訳は、中同協:5名、開催県(富山):52名、隣接県(石川):19名、他県:28名でした。
静岡からは、代表理事:藤原・地久、副代表理事:秋山・佐野・鈴木、支部長:河合、支部役員:稲原、事務局:戸川、の合計8名での参加となりました。

全体スケジュールは、初日に開講あいさつと2講と夕食交流会、2日目に1講とまとめの挨拶でした。
各講の構成は、講義90分+バズ60分+発表と補足30分、講師が中同協の三役(相談役・会長・幹事長)ということで、途中に休憩は適宜はさんで有るものの、時間的にも内容的にもかなり「みっちり」としたものでありました。

第1講は、鋤柄修中同協会長が講師で、「同友会運動のリーダーの使命、役割は何か ~同友会で何を学び、どう実践するか、中小企業憲章制定運動の意義にふれて~」というタイトルで講義が行われました。

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タイトルからして濃い内容が予想されるレジュメは、以下の通りでした。

1.我が社の概要と私の生い立ち

2.同友会への入会と経営者としての目覚め
①労働組合が出来て
②同友会の役を受けて

3.経営者としての正しい姿勢とは何か ~労使見解から学ぶ~
①経営者の責任について
②社員を経営の良きパートナーとする
③人間尊重のイキイキした社風づくり

4.同友会らしい経営とは ~経営指針、共同求人、社員共育を三位一体で~
①経営指針の確立と実践→経営理念の外部発信と内部浸透について
②計画的な人材採用を行う→共同求人は強靭な企業づくりの第一歩
③共に育つ社員共育の実践→先輩社員が後輩を教える

5.同友会運動のリーダーの使命と役割について ~真のリーダーシップをどう発揮するか~
①中小企業家の生活習慣病を直す
②常に経営者として自己革新をする
③同友会と自社の経営は不離一体である
④同友会理念の実践者として会活動の先頭に立つ

6.中小企業憲章制定の意義について ~同友会3つの目的の同時実践ができるか~
①自社と憲章との関係について考える
②地域づくりの柱として中小企業振興基本条例を考える

レジュメを見ただけで、めまいがしてきそうですが、まずは開口一番、「皆さん、変わりましたか?」といういつものフレーズから始まる講義をみっちりと90分、忙しくメモを取りながら聞いていました。

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どの話もとても為になるものでしたが、同友会運動の深い部分までしっかりと学ぶことと、同友会で学んだことを自社の経営で実践することの重要性を何度も強調されていました。
(愛知同友会では、同友会と自社経営を不離一体の関係と捉えた「不離一体シート」を活用しているとのことです)

講義の中で印象に残った発言をいくつかここで紹介して、この講のまとめとしたいと思います。
・経営者は、戦う場所を決め、そこに人を配置し、必要な資金を用意する、戦略家でなければならない。
・毎日2時間経営の勉強をしなさい。通算で1万時間も勉強すれば、人前で発表出来るような立派な経営者になれる。
・経営の勉強は、政治・経済・社会だけではなく、演劇・絵画等の芸術から宗教に至る分野まで幅広く網羅しなさい。
・目標を掲げる場合は、5%・10%アップではなく、1倍→3倍→5倍のように、大々的にしなさい。(1:3:5の法則)
・10年後の自分の給料が分からないような会社に、社員は残らない。(逆ならば、言われなくても一生懸命に働く)
・「生きるために働く」から「何のために働いているのか」と社員が考えるようにさせるのが、真のリーダーである。
・同友会の学びは、文字の上だけではなくて、FACE to FACEが大切だから、どんどん積極的に顔を出しなさい。


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