富士宮

5月例会の報告

5月6日(金)に 富士宮5月例会が開催されました。株式会社東海製蝋 代表取締役の阿久澤太郎氏が「『人を生かす経営』~生きた証を築くために~」をテーマに報告され、 「人を生かす経営については、中同協で発行している書籍『人を生かす経営 中小企業における労使関係の見解』に書かれていることが重要」と紹介し、自社で実践してきた経緯と経験をお話してくださいました。

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㈱東海製蝋は、創業から140年という老舗で、太郎氏で5代目の会社。蝋燭メーカーとして、蝋燭の製造だけでなく蝋燭や燭台の開発も行っている。規制緩和と流通の変革によって、大型店が出現し、価格競争に飲み込まれないよう、仏具店等の専門店を一店一店まわり、新市場の開拓を進めてきました。

阿久澤氏は学生時代、アメリカの大学院で経営学を学び、金融会社に就職し、そのときは、「仕事のために頑張って仕事をしていた」と言います。帰国後、東海製蝋に入社し、生産管理に取り組み、数値管理を徹底していました。ある繁忙期に、従業員に「納期が間に合わないから効率を優先させて急いでほしい」と告げたところ、「品質に満足のできない製品を世間に出すことは出来ない」と言われ、自身の経営理念に対する理解が表面的だったことを痛感したそうです。また、営業の社員に「会社をどうしたい?」と尋ねると「専門メーカーとしてシェアを伸ばし、会社を存続させたい。会社の製品によって人を幸せにしたい。利他の心です。」とその社員から返ってきました。

腑に落ちれば、自分も人も変わる。自分自身も従業員の言葉によって気づき、従業員も変わることができる。売り上げを伸ばすための仕事ではなく、作る人も、売る人も、買う人も幸せになるための仕事でなければならない。その結果、「幸せな家庭をつくることで日本の美しい心が伝承される」、これが自社の役目だと感じているそうです。

東海製蝋の存在意義、東海製蝋での仕事の意味を感じるすばらしい報告でした。

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