中小企業憲章を読み解く!それは私達の決意!
支部11月例会は「地域社会の主役として輝く中小企業をめざして!」~中小企業憲章・中小企業振興条例について学ぶ~とし、竹内昭八氏(株式会社タケウチ 代表取締役会長)、河原崎信幸氏(シンコーラミ工業株式会社 代表取締役)、黒松健太郎氏(黒松税務会計事務所 所長)のお三方に登壇頂き、簑威頼氏(有限会社朝霧牧場 代表取締役)コーディネーターの司会のもと、パネル形式で進められました。
中小企業憲章とは何なのか?ということを、業種の違う3名のパネラーの視点で読み解き、自らの体験を交えて説明くださいました。
前文の解説の中で、パネラーの竹内氏は、『「中小企業はヨーロッパ経済の背骨である」の前文から始まる「シンク スモール ファースト」の精神に大変な衝撃を受けました。そして大企業主導の経済ではなく、小企業を発展させることが21世紀の経済であるという、この決意に感動した。』といいます。
そして、具体的に記した10の指針。どれもが大切な、考え方や行動姿勢を示したものでした。
その中で一番重要なポイントだと感じたのは、憲章は、
「大企業偏重の経済を見直し、中小企業の重要性、あり方、認識を再確認し、日本国や地域社会に理解や支援を要請していく」ばかりではないということ。
要請すると同時に、
特に、憲章指針、第六条にある、「仕事の誇りと向上の喜びをもつことができる環境を構築する」に表されているように、「自ら考え、行動し、よりよき会社や社会、経営環境をつくる」ことが重要なのだという事です。
言いたいことも言わず、言えず、大きな波に揺られているだけの時代はもう終わろうとしている。
力をあわせて大きな声をあげることをしっかり続けながら、それと同時に
自ら考え、行動し、よりよき環境をつくる。いや、必ずつくります!という想いが込められた中小企業憲章。
「中小企業憲章とは、時代への要請でもあると同時に、私達の決意文なのだということ」と河原崎氏は熱く、力説されました。
憲章がよくわかった、という方もいれば、初めて今日聞いた、という方も様々。
しかし、物事に遅い早いはない。今日この日をきっかけに、よりよく学んでいこうと、体を乗り出して聴く会員が多数参加。また、御殿場支部、沼津支部、富士宮市役所、支部ゲストなど多数のゲストも参加し、いつにない、静か、それでいて熱い熱気に包まれていた、充実した例会となったのではないかと思います。
報告:有限会社カボスメディアワークス 代表取締役 田邉元裕