富士宮

5月度支部例会「自分が変われば、会社は成長する」朝日康典氏

富士宮支部5月例会 我が経営を語る

報告者 朝日康典 (株)朝日鉄建 「自分が変われば、会社は成長する」

5月17日(金)、志ほ川バイパス店にて5月度支部例会が開催されました。
出席者 会員:51名 オブザーバー:3名 事務局:1名 合計:55名

冒頭の支部長挨拶では、先日開催された県定時総会において会員増強に特に貢献したとして、宇佐美氏、朝日氏、そして富士宮支部としても表彰されたとの報告が阿久澤支部長よりあり、今年度も引き続き「会員の辞書の1頁を増やす」活動を行なっていく方針が伝えられました。

新年度第1回目の「我が経営を語る」は、前支部長である朝日康典氏が3年間の支部長としての同友会活動を振り返りつつ、自身の想いを存分に語って頂きました。

昭和47年に先代が朝日鉄工所を創業し、平成14年に朝日氏が入社。6帖間の事務所を移転して新たに営業を開始したものの、平成16年に経営危機となり、さらに家族の健康危機も加わり、どん底に陥りました。

そんな時期に言われた「会社の体を成していない」という一言に衝撃を受け、その答えを探し求める中で同友会と巡り会い、平成20年に入会。例会に積極的に参加する中で、先輩方は常に経営に対する危機感を持っていることに気付き、先輩方の元に足繁く通い、自身の課題である「下請けからの脱却」のヒントを掴もうと我武者羅な活動を続けます。

全国大会にも積極的に参加して、自身の器が大きくなると、抱えていた悩みも自然と解消していきましたが、また新たな悩みが朝日氏に降りかかってきます。次々と降りかかる悩みと格闘しているさなか、「次期支部長に」との打診がありました。

「こんな自分で務まるのだろうか」と悩みながらも「チャンスボールは絶対に打つ」と決めていた朝日氏は、平成28年に支部長に就任します。所属グループを大シャッフルし、フレッシュなメンバーを役員に迎え、朝日体制がスタートしますが、悩みは「時間不足」。どうしても、今までのように会社メインという訳にはいきません。

自分の仕事を社員に任せ、自主的成長を促すものの、出てくるのは不満の声。その不満の声を拾って、伝えてくれたのが朝日氏の奥様。遅い時間の帰宅でも会社の状況を伝え聞き、翌日、そのフォローをすることで、何とか会社を廻すことが出来たのです。

そのフォローを続けたことや、生産性の高い設備を導入したことで、社員もどんどん成長し、同じ夢を共有出来る社員も生まれてきました。

この3年間の支部長としての経験が、仕事だけではなく、他の場面でも大変役に立っていたことに気づき、同友会活動は自分自身の成長に直結し、会社を変えていけることを実感したというまとめで報告が終了しました。

グループ討論のテーマは「現在、一番の悩みは何ですか?」。「経営者」と「悩み」は切っても切れないものであり、一つ解決すればすぐ次がやってくる、厄介なものです。各人が抱える悩みを聞きながら、その解決に結び付くようなヒントを得るグループ討論が行なわれました。

グループ討論発表時間がかなり長くなってしまいましたが、それだけ活発に討論が行なわれたと前向きに解釈したいと思います。

朝日氏の支部長としての背中を見て、何かを感じていた会員も多いはず。目に見えなくても、自分自身だけでなく、ついてきた会員の成長にもなった支部長としての活動だったのではないでしょうか。3年間、大変お疲れ様でした。ありがとうございました。

金子石材滝戸 金子


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