ニジマス学会を我が社の経営を語る
7月3日、富士宮支部納涼例会が、志ほ川バイパス店にて開催され、大富士給食株式会社、代表取締役齋藤哲雄氏が、報告者として登壇しました。
先代から平成4年に事業を承継し、本社工場も数年置きに増築、改良を重ね、順調に事業を推移してきました。しかし、増築を重ねたため社屋も非効率になり、衛生安全面の課題も出てきました。
そこで、次のステップへ邁進すべく、平成14年にISO9000取得、そして平成17年には効率や食の安全性確保など、トータルで課題を解決する新工場をに移転。HACCP認定工場としてさらなる発展の拠点が出来ました。
しかし、積極的な経営の一方で、会社が大きくなればなるほど、比例して社長自身の中にぽっかりと穴も大きくなっていったと告白されました。やがて、「今まで、社長主導のワンマンの力の経営で、従業員とのコミュニケーションがとれていなかったな」と気づき、社長としての姿勢、考え、行動に転機が訪れました。
何ヶ月もかけ、一人一人、従業員と面談の時間を作り、従業員の気持ちをダイレクトに聞き、また社長自身も「こんな会社にしたいんだ」と夢、展望を伝え始めました。
やがて、従業員の関係も非常に良くなり、社長も従業員もモチベーションがあがったと言います。わくわくした気持ちで話しあうとよいアイデアもどんどんでてきて、職場の雰囲気も大きく変わりました。
同友会歴は長いものの、従業員とともに会社をつくっていく素晴らしさや経営の楽しさが、最近になってようやくわかったと語る齋藤氏は、さらなる今年経営指針を創る会に参加を決意。
ニジマス学会誕生のいきさつも紹介。富士宮焼きそば学会に継ぐ、2番煎じをあえて前面に打ち出し、地元の食材をもっと活かしたいとの思いで立ち上げられました。コラボレーション企画商品の開発にも積極的に参画。活動を通じて「地域の元気」が生まれるきっかけづくりをしていきたいと語りました。
今後が非常に期待される、ワクワクしてくる報告でした。
齋藤氏の報告の後は、恒例の懇親会が同会場にて開催されました。
■大富士給食
http://www.ofuji.co.jp
■会場
そばの蔵 志ほ川 (バイパス店)
http://www.soba-shihokawa.com/
報告:富士宮支部 Eグループ 有限会社カボスメディアワークス 代表取締役 田邉元裕
編集補助・写真:事務局 神谷