富士宮

10月度青懇 先輩経営者交流会を開催いたしました

平成26年10月2日、10月度青懇部会が開催されました。
今回は、株式会社森下建設社長、森下孝一氏の計らいで”伝説”の「地下室」を使用させていただいての集まりとさせていただきました。
富士宮支部歴代の先輩達も、ここにおいて夜通し語り合っていたという由縁を耳にすると、我々がここに導かれてきたのにもなにか因果めいたものを感じた次第です。

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昨夜の議題は「腹を割って本音で語ろう!」であった訳ですが、今抱えている仕事やプライベートの悩みを皆の前で曝け出し、格好つけず包み隠さずみんな吐き出せ!という事でした。
一人一人夫々持ち時間5分?いや、それ以上か??話し出したらきりがないほど出るわ出るわ・・・業界の状況、仕事のトラブル、社員との関り、材料の高騰とそれを価格へ転嫁が出来ない事への葛藤、脱下請けを目指していてもなかなか実現には程遠い、夫婦のあり方、酒の付き合い方の時代による変化等々・・・
我々の愚痴とも捉えられかねない発言にも森下社長はそれまで酒も飲まず真剣に聞き入り、そして自分の思った指摘を返してくれました。
一番堪えたのは、言葉は優しかったのですが「はっきり言っていいですか?正直甘いですね」との言葉だったでしょうか。

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優しくとも胸に突き刺さる言葉は、森下さんが数多の修羅場をかいくぐってきたからこそ発せられるものなんでしょう。
あそこにいたほかの何人たりともこの言霊を発せられる人間はいないと思う。今はまだ・・・と付け加えさえていただきますが。

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何より言葉として発する事で、相手に何かを伝えるという作業は簡単なようで難しいものです。一つ間違えば間逆にとられかねないことも多々あります。
しかも、同じ言葉を発しても人により伝わる内容が違ってくるのかもしれない。
「不立文字 教下別伝」 という禅語がありますが、要は言葉にどの様な思いをのせ、いかにそれを伝えることだと思います。
文字や言葉は手段であってもそれだけでは伝わらないことが多いという事です。
森下さんの発する言葉はまさにそれなんでは?と思った次第。
「甘い」を我々がどう受け止めるかが今後の課題だとおもいます。

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