富士宮

九月Aグループ会が開催されました

九月二十八日(月)、魚やのげんさんに於いてAグループ会が開催されました。出席者八名(稲原研、内田信、河原崎信幸、田邉元裕、西躰亮貴、宮下武、渡邉美穂、河村徳之)

今回の報告者は(株)芙蓉堂の宮下武さんです。会社の成り立ちから自身の経歴、今後の課題等を報告されました。

芙蓉堂は終戦後の昭和21年4月1日、宮下さんの祖父俊雄さんが旧陸軍戦車学校の仲間数人とともに創業しました。その後は高度経済成長の波にも乗り業況は順調に推移、取り扱い品目も店舗も順調に広げていきました。

ところが、ちょうど宮下さんが修行を終え芙蓉堂に入社した平成10年代より、アスクルをはじめとする通販が登場し、急速に拡大していきます。加えて、100円均一やホームセンターなど他業種からの参入も相次ぎ、商圏を飛び越えた価格競争、サービス合戦に巻き込まれていきます。従来型の文具店は予想を遥かに上回るスピードで淘汰されていきました。

そういった流れのなか宮下さんは早くからネット通販にも参入(平成12年)し、大手とは視点を変えた自分なりのスタイルでコツコツと顧客を開拓していきました。また、画材や額縁など付加価値の高い商材へと注力することで、厳しい時代を乗りきるべく奮闘しています。

報告後のディスカッションでは、河原崎信幸さんよりいつも以上に熱く温かいアドバイスをいただきました。業界に関する直接的な話は元より、ご自身の経験や富士宮の街の歴史等、一見関係がなさそうな話もすべて宮下さんへの提言につながっていて、それは同じく商店街で小売店を営む私(河村)にもビンビンと響いてくる内容でした。きっと他の会員さんにとっても同じだったと思います。

笑いあり、深い感銘あり、非常に収穫の多いグループ会になりました。宮下さんはじめ参加してくれた会員の皆さん、本当にありがとうございました。

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