富士宮

友人の話によると

 何万頭の競走馬を見てきた友人の話によると、一流と呼ばれる競走馬には、不思議と一つの共通点が見られるそうです。その共通点とは、抽象的な表現でありますが、「眼に力がある」、顔全体からして、自信に満ち溢れ、生命力を感じると言うのです。

 全力疾走で、他馬よりも少しでも前に出ようとする習性を持つサラブレットは、大レースで結果を残す残さないは、子孫を残せるかどうか、つまり生死の戦いでもあり、自身を制御することが非常に難しいとされています。それを御すのが騎手の役目であり、馬自身は走りに緩急をつけることができるかが、レースの勝敗に大きく影響するのです。

 つまり、人間とのコミュニケーションに長けた競走馬ほど、持てる能力を最大限に発揮できると言えます。このコミュニケーション能力を計るに、顔つきや表情、眼に力を感じることが、賢さの基準の一つとして表れているのではないかと推測できます。

 これは、我々人間にも同様のことが言えるのではないかと感じています。少なからず、同友会で全国の多くの経営者と交流を深める機会に恵まれますと、第一印象で受けたインパクトが、そのまま企業の業績に直結していることが多々あります。

 努力に裏付けされた自信や、生まれ持った資質などが、知らず知らずのうちに表情や眼に表れ、それがオーラとなり伝わって来るのでしょう。企業の業績で経営者の良し悪しを判断するべき訳ではありませんが、企業の勢いがそのまま、その経営者に表れていても不思議ではありません。

 このように、競走馬と社会人との共通項は意外と多く、個人的には、競走馬のひたむきな走りに教えてもらうことが多いのです。今年も、気温の上昇と共に、ボロの臭いが恋しい季節になりました。

株式会社ダスキン富士宮 渡辺一弘


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