椅子
私の趣味は「名作椅子集め」です。と言っても、高価な椅子ばかりなので、実際はカタログやお店でただただ眺め、ネットオークションで掘出物を探しているだけなのですが。
好きな椅子ばかりですが、北欧の木の椅子、中でもハンス・ウェグナーがデザインした椅子に一番の魅力を感じます。彼は14歳から家具職人の道を歩み、マイスターの称号を得た後にデザイナーになっているので、材料や技術に精通していて、体重90kgの私が座ってもビクともしない作りでありながら、無駄の無い、軽くて扱い易い椅子をデザインします。
同様に会社も、経営者が現場に精通し、自身を含めた社内資源(技術・人材)の無駄を省き最大限活用することが出来れば、スリムで強靭な会社が出来るのではないだろうか。
ただ、そう思っている自分自身の腹廻りが、まず真っ先にスリム化の対象であることが、少々お恥ずかしい話ではありますが、コレガ、ナカナカムズカシイ、ノダ。
松屋電気商会・いなはら建築研究室 稲原研