6月度Eグループ会が開催されました。
内容:富士山世界遺産勉強会
日時:6月4日(火)19:30~21:00
場所:シンコーラミ工業(株)会議室
講師 : 二又川直之氏(富士宮市役所 富士山文化課)
担当者: 片岡康
参加者 : 7名
イコモス(国際記念物遺跡会議)により「世界遺産登録に適当」と勧告を受けた富士山。
世界遺産登録を目前に控え、日本中、世界中から注目を集めつつある富士山。
まさにその麓に暮らし、働いている我々としては世界遺産って何?それでどうなるの?という疑問を持たざるを得ません。
そんな疑問に答えるべく、富士宮市役所の富士山文化課から講師として二又川さんをお迎えし、富士山世界遺産の概要の解説をしていただきました。
市役所の方・・・と聞いて最初はおカタい感じの方がおカタい解説をしてくださるのかな?(失礼f^_^;)
と思ったら豈(あに)図(はか)らんや、二又川さん、会議室の温度が2度くらい上がりそうなとてもアツい方でした。
アツい情熱と明確なビジョン、そしてズバ抜けた行動力をお持ちの方とお見受けしました。
現状を認識した上で歴史の流れも考慮に入れて、構成資産を世界遺産にふさわしいカタチに整備していくようです。
派手に豪華にというイメージではなく、シンプルにその資産の持つ価値を生かす的な整備を考えられているようです。
すでに白糸の滝では滝の脇の茶屋はなくなり、本来の白糸の滝の景観が生きるように整備されつつあります。
とは言え静岡・山梨両県にまたがる富士山。しかも富士宮市の上には「県」があります。
その辺のしがらみやら何やらで動きたくても動きにくいようなウラ話もチラホラ。
環境保全等を名目に富士山の入山料を徴収云々の議論もありますが、まずは「富士山に対する畏敬の念」を皆で持ちましょう、とのこと。
そういう富士山を愛する気持ち、地元を愛する気持ちがひいては地域の振興にもつながっていくのだと思います。
富士山コロッケ(有限会社片岡精肉店の提供、美味しかったです!)
内容や話が良かっただけに、参加人数が少なめだったのが残念でした。