富士宮

9月度Eグループ会が開催されました。

内容:株式会社トウネツの工場見学会!
日時:9月30日(月)16:00~19:00
場所:株式会社トウネツ 北山工場及び本社
担当者:望月城也太
参加者 : 10名

トウネツさんってどんなモノをどうやって作ってるんだろう??
我々が常日頃思っている素朴な疑問だと思います。
今回はそんな秘密のベールに包まれたトウネツさんの工場に潜入!
場所は北山の奥地、トウネツさんの専用道路を進んでいくと、神秘の森のベールに包まれた工場が姿を現します。
工場の一部には阪神大震災の際の小学校の仮設校舎が利用されています!

望月城也太副社長から事前に説明を受けます。
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以下、レジュメからの引用が多くなりますが・・・
簡単に言うと、「炉」を作ってます。
炉と言っても普段我々が目にする事はほとんどない、「工業炉」です。
さらに工業炉の中にも実に様々な種類があり、ここで製作しているのは「アルミ鋳造炉」です。
溶かしたアルミを一定温度に保ち、品質も良い状態に保っておくための炉です。
主な納入先は自動車メーカー等になり、この炉を経たアルミが自動車の心臓部とも言えるエンジンのシリンダーブロックやシリンダーヘッドになるのです。
今やこのトウネツの高性能な炉なしでは品質の良いエンジンは作れないと言っても過言ではないでしょう!

実際に製作中の炉は・・・自分が想像していたよりも案外コンパクト。ざっくり自動車1台分くらいのスペースですね。
資材等は研究に研究を重ねたノウハウのかたまり。他社ではなかなかマネが出来ないでしょう。
作業現場は・・・案外粉っぽいです(笑)。
炉の内部の部分(これが意外と発泡スチロールのように軽い!)を作業員の方がシュコシュコと削り取ったりしています。
一見シロウトでも出来そうな作業に見えますが、実は炉の品質を左右するとても重要な作業。

設備の寿命が来て「廃炉」になったものを説明しています。
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アルミ用の炉は使用年数が経ってくると(寿命は5〜7年)どうしても内部に「オバケ」と呼ばれるとっても硬い不純物が堆積してきます。写真で青色っぽく見える物質です。
後ろに見える重機はオバケを破壊するための専用の重機です。
オバケが堆積すると炉の性能が極端に落ちてしまうため、寿命となるのです。
トウネツさんの技術でオバケが出ない炉は作れないんですか??
それが出来てしまったら・・・まずいじゃないですか。

後半は本社に移動し、海外展開と海外戦略についてのお話です。
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自動車関連メーカーのある所にトウネツあり。
今や日本以外にも中国(大連・広州・重慶)、インド、タイにも工場を構えています。
ここで、国際貿易部門、知的財産・契約部門に所属の若き麗しき女性社員の方2名が登場。
思わず見とれて・・・いや話はちゃんと聴いたつもりですが、私には若干難しかったようで・・・。

要するに、海外展開をしているとどうしてもモノや人や形の無い技術のやり取りがある。
ここでお金の部分をうやむやにしないで、有形無形のモノやサービスをきちんと「売る」ことで収益をしっかり上げるという取り組みをしているとのことです。
基本的で簡単で当たり前のことと思われるかも知れませんが、相手が海外の場合、この辺りをきちんとやることは結構難しいことのようです。
ノウハウ本があるわけでもなく、何も分からないところから自力で築き上げてきたシステムです。

飛行機の中で中国人と間違われるほど中国での活動が長い城也太さんですが、やっぱパワフルです。


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