富士宮

第43回青年経営者全国交流会in山梨 その3

田山氏の報告に引き続き、グループ討論に入りました。全国大会のグループ討論の特徴は合計で2時間以上(この分科会の場合は、報告が90分と長かったので2時間を少し切りましたが)あるということです。

この長時間の討論を活気のある充実したものにするためには、討論を仕切るグループ長の役割が大変重要になってきますが、その大役を今回も引き受けることとなりました。

グループ討論のテーマは、以下の2点でした。
① 同友会でどのようなことを学んで実践していますか。
② 次代を担うためにどのような経営者になるべきか、課題を出しあい議論しましょう。

深め合う学びと気づきのポイントは、4つ提示されていました。
・「中小企業における労使関係の見解」を学ぶとは、実践するとは。
・同友会の歴史や理念に学ぶことの意味。
・経営者として大局観や歴史認識をもつこと、議論することの大切さ。
・次代を担う経営者としての役割。

初対面の上、地域、業種、経歴、年齢などで共通項がほぼ無いというメンバーでグループ討論をスムーズに行なうのはかなり大変なことなのですが「同友会員である」「学びに来ている」という2点だけは間違いなく共通しますし、「田山氏の話を直接聞けるのはこれが最後かも」という思いを持って参加した支部リーダー的な方々がこのグループには多く、同友会に対しての根本的な部分での理解も深かったので、かなりスムーズにグループ討論を進めることが出来たのではないかと思います。(その点では、大変助かりました)

このグループでの討論結果を以下のようにまとめました。
・先輩たちが試行錯誤しながら築き上げてきた同友会というものを正しく理解する。
・先輩は後輩にしっかり伝え、後輩は先輩に話を聞きに行き、自分のものとする。
・同友会のメンバーがリーダーとなってこれからの地域を引っ張って行かねばならない。
・そのためには、貪欲に学ぶ気持ちを常に持ち続けなければならない。

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6月に静岡で報告してくださった愛媛の米田氏が別テーブルの発表者でした

最後に、広浜泰久中同協幹事長よりの座長まとめが発表されました。

・同友会の立ち位置を改めて確認することが出来た。
自主の精神から成り立つ 何もないところからスタートした労使見解、経営理念、共同求人

・労使見解は労働者に対して誇れる文章である。(誰からも文句の出ない立派な文章)
全ての機能を十分に発揮するための正しい労使関係を構築することが経営者の責任である
社員一人一人の人格を尊重する対等な労使関係が同友会の労使見解である

・時代を担う経営者としての高い見識・意欲・人間力を持たなければならない
物事に対して科学的なアプローチを行ない問題解決をする

とても充実した、実り多い良い分科会になりました。みなさま、お疲れ様でした。


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