平成25年9月18日
不定期ですが、今年の課題として取り組んでいる先輩経営者との交流会を行いました。
今回は、アコレ株式会社の後藤芳氏の会社の方にお邪魔し、工場見学と会社の沿革の話を拝聴した後、用意していただいた食事をいただきながらの意見交換という形式になりました。
伺った際にも工場内では化粧用パフのラインが稼働しており、一連の工程を説明していただきました。現在でも私が見る限り結構な加工スピードであったのですが、さらなる増産体制を求められており、加工スピードを上げることが課題である事。加工スピードのアップは可能なのだが、加工機以降の梱包及びチェック(検査)スペースの問題でスピードアップが出来ないため、年内に配置の対策と人員の確保を行うとのことでした。その工事のために一週間分の在庫を確保するため追い込み中とのことです。
先代が起業してから現在に至るまでの過程を時系列に則り説明を受けたのですが、どこかのタイミングで必ず何かのご縁があり現在に至っている事。それは何かと伺うと、生産者として「ものづくり人間だと自覚し、いいものをこつこつつくる」この姿勢があったからこそそのご縁があったとの回答でした。
会社を経営していれば、いいときもあり大変なときがある。その際にやはり家族の存在(特に奥様)があったからこそ苦境を乗り越えてこれたし、今でも感謝しているし、当時を思うと涙が出てくると聞きました。この先輩経営者との交流をやってきて思う事は、夫婦の絆や家族のありがたみを全ての先輩達が語っている事であります。最近になって私も家族の存在の大きさにやっと気付いたところです。家族という土台があってこそ会社経営に専念できる。一番近い他人でもある嫁の言葉ににも真摯に耳を傾ける事が間違いを防ぐ抑止力でもあったりするのであります。
座右の銘は、「我 事において後悔せず」
宮本武蔵の言葉です。、自分の選択を信じて生きる。たとえ一時的に悪い結果になったとしても、それをいい経験として生きる。自分の選択を今後に活かして生きる・・・そんな芳さんの実直な人柄を垣間見た交流会でした。
いずれにしても、食事まで用意していただき。訪問させていただいた我々のわがままを聞いていただき、芳さんには誠に感謝いたす次第です。今後ともこれを機会に同友会でのつながりでお世話になるかと思いますが、今後ともよろしくお願いします。
内容:お肉の勉強会
日時:8月26日(月)19:00~21:00
場所:肉料理の片岡
担当者:片岡康
参加者 : 10名
静岡県は、実は食肉生産が盛んであり、中でも豚肉については富士宮は県下で一番の生産量を誇っています。
我が富士宮支部にも「豚博士」の桑原さんがいらっしゃいますよね。
そんな地域の名産品である「お肉」について学ぼうと企画されました。
鍋や料理が目の前に並び、いきなり試食か!と思いきや、そこは同友会。
実は9月の支部例会の経営理念発表会の報告者の一人に我がEグループの遠藤崇浩さんが選ばれ、今日はそのリハーサルも兼ねていたのでした。キビしい指摘もある中、EN’Sの今後の方向性、夢などを語ってくれました。
肉料理の片岡さんについて簡単にご紹介します。
まず目を引くのは建物です。建物自体は今から160年も前に建てられたとある庄屋さんのものだそうです。
個室になっているので静かで落ち着いていて良いですよ。
肉料理 片岡
富士宮市野中907-3 電話0544-26-8087
遠藤さんをモデルにしてお肉の名前とその部位を解説してくれる片岡康さん。
試食にしては量が結構多く、お腹がはち切れそうになりましたが最後の雑炊がこれまた美味しすぎて、ついつい食べてしまう。
大変勉強になりました!
片岡さん、ありがとうございました。
内容:FUJIYAMA TAPAS 開店を祝う会!
日時:7月23日(火)19:00~21:00
場所:FUJIYAMA TAPAS
担当者: 遠藤崇浩
参加者 : 14名
我がEグループの遠藤崇浩さんが、大好評の DINING BAR EN’S に続く2号店となる FUJIYAMA TAPAS を富士宮駅前の好立地にオープンさせました。
TAPASとはスペインの小料理(おつまみ)のことですが、その名の通り一見スペイン風のオシャレなメニューなのに実はよく見ると富士宮の食材がけっこう使われているあたり、遠藤さんの経営理念(下記をご参照)が生きていると思います。
スチームコンベクション等の最新鋭マシンで調理されたローストビーフは絶品ですよ!
FUJIYAMA TAPAS が連日大盛況のかたわら、初号店である EN’S が若干ヒマになってしまった・・・と悩みも打ち明けてくれましたが、そこは遠藤さん、また新たな仕掛けをしてくるのでは?
お酒も美味しそうですが、食事のご利用だけでもOK!ご家族連れでのご利用にも向いていると思います。
(今のところ予約した方が無難のようです)
今回は大勢の方のご参加、まことにありがとうございました。
さりげなく店内に掲示されているスペインのことわざ
「一番の薬は食事である」
これがウワサの「トルネード」!
http://youtu.be/x9cjKdnWh08
社是
〜Noblesse Oblige〜 私達の使命とは?
●私達は、小さな感動をたくさん築き
ゲストの心のやすらぎと笑顔溢れるサービスに励みます
●私達は、酒の美味しさ 料理の楽しさを
ゲストに知って頂き 幸せな時間と空間を提供し続けます
●私達は、適正価格で 他にはない美味しい物を研究し
安全 安心を基本とした、さらなる価値の創造を目指します
●私達は、地元 富士宮を 仕事を通じて、元気に活気づけ
地域社会の発展に貢献致します
●私達は、常に目標を掲げ 感じ 気づき 考え 学び 行動
しながら、社会から愛される人間になります
店名:フジヤマ タパス
住所:〒418-0065 静岡県富士宮市中央町5番13号
TEL:0544-23-7511
営業時間:16:00~23:00
定休日:月曜日(祝日は翌火曜日休み)
平成25年7月26日(金曜日)
「先輩との交流会」を開催しました。
「風車 風が来るまで一休み」
講師:市川公信氏 (有)市川石材
参加者:8名
場所:みどり亭
前回の開催からかなり間ががあいてしまいましたが、今月もなんとか「先輩と
の交流会」を開催する事ができました。
今回は、市川公信氏(以下、公信さん)に登場していただき、公信さんの持つ
独特の世界を我々に語っていただきたき、それに臨機に返答や質問をぶつけて
いくために、懇親の形式をとりました。
のっけから、公信さんのその博識に圧倒されっぱなしでしたが、酒が入り饒舌
になってくると、さらに次から次へとなかなか普段聞くことのできない言葉が
出てきて、メモを取るのにも苦労しました。
今ではそうでもないらしいですが、若い頃はかなりの読書量を誇っていた事が
容易に推し量られます。それでいて、人の心のつぼを的確に捉えるその語り口
はまた独特でもあります。
・亡くなられた奥さんにまつわる秘話。
・日本人の文化としての墓の所以。
・現在、仕事をしていく上での心構え。
・きちんと、そのときそのとき”人”の話をちゃんと聞いて情報として頭の中
に入れておくこと。
上記の話のような概要でお話を聞いていたのですが、その中で出てきた「心の
富」という言葉が今回の会のキーワードだったと思います。甘いも辛いも人生
の調味料として、人生積み重ねていかなければならないのは・・・まさに、
「心の富」である。そして、人間の人間たる所以は・・・「かくすこと」、ま
さに「墓」の文化はそこから来ているのだといい、「墓」の文字の所以にまで
話が及びました。
二時間ちょっとあっという間でしたが、こちら側からもいろんな質問もでき、
それについてのやりとりもできましたし、かなり密度の濃い時間を過ごさせて
いただきました。
最後に、公信さんの人生訓を紹介します。
「波騒は世の常である
波にまかせて、泳ぎ上手に、雑魚は歌い雑魚は踊る
けれど、誰か知ろう、百尺下の水の心を、水の深さを」
吉川英冶「宮本武蔵」より