平成22年度 富士宮中小企業大学 第一講
開講日 9月28日
講師 静岡大学 山下秀智名誉教授
講義 宗教 「親鸞」
■開校式
富士宮中小企業大学学長である小室市長より、8年間継続してきたことへの感慨と、中小企業家同友会富士宮支部への感謝の言葉が述べられた。続いて中小企業家同友会富士宮支部蓑支部長より、同友会の三つの目的と、受講者への感謝の言葉を述べた。
■講義
カール・ヤッハ(ドイツ)の唱える「枢軸の時代」に、精神的支えであるキリスト・ブッダ等の世界宗教やソクラテスを代表とする哲学が生まれた。
仏教には様々な宗派があるが、根源はブッダの悟りであり、その悟りを各宗派が様々な言葉で伝えていると言えるのではないだろうか。
本日、同友会富士宮支部の魅力をもっともっと伝えるべく、富士宮支部徹底解剖、第一弾をアップしました。
これから毎月アップ、掲載していきます。
よろしくお願いします★
市内の中小企業経営者や市民の方を対象として、本年度も下記のとおり平成22年度『THE大学OF富士宮』を開校いたします。多くの方の受講をお待ちしています。
第一講(入学式)9/28(火)
★テーマ:宗教 「親鸞」
★講 師:静岡大学 山下 秀智 名誉教授
「善人なほもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」逆説的な言葉で私たちに語りかける親鸞。法然を師と仰ぎ「南無阿弥陀仏」を唱えることにより浄土への道を指し示した。越後への流刑、妻帯、東国布教、「教行信証」の完成。90年間浄土を求めながら世俗のしがらみの中で生きた親鸞の生き方を学ぶ。
第二講 10/5(火)
★テーマ:社会学「現代の疎外論」
★講 師:静岡大学 情報学部 笹原恵 教授
人はなぜ崩れていくのか、突然隣の生徒を刺した女子学生、うつ病の広がり、無差別殺人、毎年3万人を超える自殺者など、高度成長の終焉とともに自信を失ってしまったかのような日本。追いつめられた人間の疎外感を見つめながら、現代を捉え未来を展望する。
第三講 10/12(火)
★テーマ:環境「地域社会と生物多様性」
★講 師:東京都立大学 環境情報学部 涌井 雅之 教授
(愛・地球博 会場演出総合プロデューサー、TBS「サンデーモーニング」コメンテーター)
地球上の生き物は、さまざまな環境に適応して進化し、3,000万種ともいわれる多様な生き物が生まれた。私たち人間にとっても多様な生物の恵みの中で暮らしている。今、地球環境の悪化の中、恐ろしいスピードで種の絶滅が進んでいる。この現実をどのように捉えていいのか考える。
第四講 10/19(火)
★テーマ:文化「日本文化の源、古事記、日本書記を読む」
★講 師:静岡大学 人文学部 上利博規 教授
イザナギ、イザナミの結婚と日本列島の誕生、神々の出産、アマテラスとスサノオ、出雲神話、山幸彦と海幸彦に続く日本の神話を読みながら、日本最初の歴史書の意義を考える。
第五講 10/26(火)
★テーマ:アジアの歴史「イ・サンの世界」
★講 師:静岡大学 人文学部 大野旭 教授
NHKドラマで人気のイ・サン。物語の中で垣間見られる朝鮮の姿。1392年朝鮮王朝が成立、以後518年に渡り政権を維持してきた。東アジア最長の政権の成立から滅亡までを、日本、中国との関係の中から考察する。
第六講(卒業式) 11/9(火)
★テーマ:医学「伝染病の脅威」
★講 師:静岡大学 碓氷 泰市 理事・副学長
今、猛威を振るっている口蹄疫、昨年の新型インフルエンザ、さらにO-157、鳥インフルエンザ、ペストなど人類に襲いかかる伝染病、これらの原因は何かを探るとともに、将来の危機についても考える。
■時 間 19時00分~21時00分まで
■場 所 富士宮市役所 7階 710会議室及び特大会議室
■受 講 料 5,000円(全6回分)
※講義ごと受講希望の方はご相談下さい。
■定 員 80名(先着順)
■申込み方法 下記のいずれかに電話にて申込後、受講料を振込み口座にお振込み下さい。
◎中小企業大学事務局(黒松税理士事務所内)
℡ 0544-26-4250 fax 0544-27-9915
◎富士宮市役所商工観光課・工業労政係
℡ 0544-22-1154 fax 0544-22-1385
振込み口座 富士宮信用金庫淀川支店 普通 口座番号 0154514
口座名 富士宮市中小企業大学 事務局 黒松健太郎
主 催 静岡県中小企業家同友会富士宮支部(中小企業大学事務局)
富士宮市環境経済部商工観光課
※PDF版資料はこちらからダウンロード下さい。
http://www.doyu-fujinomiya.com/data/2010/sccf2010.pdf
9月3日(金)開催された富士宮支部例会では、4名の若手経営者が、経営理念と3ヵ年計画を発表しました。
富士宮支部では、平成21年2月に経営指針委員会を立ち上げ、これまでに17回の委員会を開催してきましたが、今回の4名(九川治喜氏 丸山工業㈱、鈴木高史氏 ㈲鈴木製作所、渡辺克弘氏 ㈲洋和鉄工所、朝日康典氏)はいずれも委員会の中で、経営理念と3ヵ年計画を練り上げ、今日の発表の日を迎えました。
発表者の一人は、「これからが本当のスタートになる」と社内実践の決意を新たにしました。
後半は4つのグループにわかれ、各発表者を囲んで討論が行われた。
志ほ川パイパス店にて。会員32名、オブザーバー4名が参加。現在100名を超える会員が加盟している富士宮支部は、元気な地域づくりのため、会員の拡大に力を入れています。