6月22日 Eグループでは「食と安全~大型スーパーVS町のお肉屋さん~」と題して、食育研修会を開催いたしました。
今回も金子石材さんの溶岩プレートを使わせていただきました。余分な油を適度に吸ってくれるので、お肉をおいしく焼き上げる条件は整っております。
こちらがイ●ンさんのところのステーキ肉。「直営タスマニア牧場にて40年かけて育てたナチュラルビーフ!」
こちらが肉のすずきさんのお肉。「ブランドではない、国産牛を、お店で直接目利きして持ってきてくれました。」
手始めに鈴木さんのお肉を焼き出したら、もう止まらなくなってしまい、勝負なんてどうでもよくなってしまいそうに・・・・
いやいや、きちんと勝負をせねば!
イ●ンビーフは、運搬途中に一度冷凍する必要があるため、焼いていると水分が出てしまうとのこと。今回の溶岩プレートで一気に焼き上げていても、水分が出ているのがお分かり頂けるでしょうか?
すずきビーフは、その点余分な水分が出ていないなぁ・・・なんて言っていると焦げてしまうので早く食べないと!
左がすずきビーフ・右がイ●ンビーフ
この結果は、肉の柔らかさ、脂身のうまみどちらをとってもすずきビーフの圧勝でした。
鈴木さんからのまとめ
「食と安全」ということで、子供に対しては、もちろんおいしい物、安全なものを選んでいただきたいのだけれど、家族みんなで一緒に食べる食事というものが一番おいしく、安心できる場であり、健やかに成長できる場であるのではないでしょうか?
この意見にはみんな大賛成でした。今日集まっていただいた11名が同じテーブルを囲み和気あいあいと語り合う。これだけで最高なひと時となりました。
佐野博之さんからも、最近は子供も塾や習い事などで忙しく、家族でこうやって一緒の時を過ごすことができにくいというお話もいただきました。
河原﨑さんからは、顧客に対してはもちろん、商品に対しても謙虚に接している肉のすずきの姿勢には普段から好感を持ち、月に何度も購入をしている。ぜひとも今後家業を企業にしていくためにも、経営指針の会に顔を出してみては?とうれしいお誘いもいただきました。
今回皆さんに集まっていただき、純粋に「楽しい」「おいしい」という気持ちで過ごしましたが、その中に、地元の食材や金子さんの溶岩プレートの話(採掘量や加工・扱いの難しさなど)を聞くことができ、多方面での知識が飛び交う場となりました。
6月2日(金)、駅前交流センターきららに於いて、富士宮、富士両支部による6月合同例会が開催されました。
報告者は徳武産業株式会社代表取締役会長、十河孝男氏(香川同友会)です。先般開催された全研香川大会で会場を感動の渦に巻き込んだと言われる報告を、ここ富士宮でも拝聴できる機会に恵まれました。
大手靴メーカーの下請けでバレーシューズなどを縫製する事業を柱としていた同社ですが、時代の流れで生産拠点を海外へ移管する動きを受けて業務の転換を模索し、ケアシューズの生産に乗り出します。
きっかけは特別養護老人ホームを経営する友人からの依頼。転倒することの多い高齢者向けに、歩きやすいシューズを作ってほしいというものです。調べてみると、足の形などは一人ひとり千差万別。左右でサイズが違う人も多くいました。これにきめ細かく対応していくのは至難の技であり、当然、社内でも反対の声は強かったのですが、十河氏は参入を決意します。
500人を超える高齢者の足、歩き方を徹底的に調べ、「あゆみシューズ」を開発します。パーツオーダーで細かい要望に対応でき、かつ色柄も多くおしゃれな靴は利用者の心をとらえ、市場の50%を占める大ヒット商品に成長しました。
氏の根幹に流れる言葉は「損得より善悪」。目先の利益よりも、それが公にとって有益なものであるかを常に考えています。税理士に「あゆみシューズ」がビジネスモデルとして特許が取れると勧められても、他社の参入を阻めば結果的に利用者の方を困らせることになるとして取得しませんでした。大手も参入して業界が活性化されている現状を見て、あのときの判断が正しかったと満足していると語る姿に、本当に驚かされる思いがしました。
淡々と話す十河氏ですが、その中身は本当に重く、示唆に富んでいました。自分は変化を恐れていないだろうか?利己心にとらわれ目先の利益にとらわれることなく、徹底的にお客様のことを考えて行動しているだろうか?お客様から感謝されるくらいのモノ、サービスの提供ができているだろうか?
今日からは、お客様、家族、周囲の人たちと向き合う姿勢と意識を少しずつでも変えて行こうと思わされる内容でした。この報告を富士宮支部の皆にも聞かせたいと尽力してくれた役員の皆さんにも、本当に感謝します。富士宮支部の会員で良かったです。
懇親会はフジヤマタパスさんで行われました。美味しい牡蠣をいただきながら、富士宮支部の会員で良かったともう一度思いました。
5月17日、富士宮清掃有限会社に於いて5月の青懇「人を生かす経営 中小企業における労使関係の見解」の読み合わせが開催されました。
同友会のバイブルとも言える「人を生かす経営 中小企業における労使関係の見解」を読み合わせ、人を生かす経営について年度頭に改めて考える機会を設ける事で、今年度の取り組みに弾みをつけることを狙いとしました。
講師は富士宮清掃有限会社、常務取締役の穂坂勝彦さんです。穂坂さんが司会役も兼任しながら、冊子冒頭「中小企業における労使関係の見解」を全員で読み合わせ、「経営者の責任」「対等な労使関係」「労使における新しい問題」について意見交換を行いました。
経営者と社員は相反する立場でありながらも、事業を発展させる上で社員の能力は不可欠であり、いかに経営者は社員にやりがいを感じさせながら、共働していくか。事業運営における労使関係のバランスは非常に難しいものがありますが、参加者は自社での取り組みや悩みについての意見を交換しながら、お互いに新しい発見に繋がる機会となったように思います。
今年度の活動方針『「人を生かす経営」を学び実践します』に向けて、非常によいスタートになりました。今年度も様々な活動を通じて「人を生かす経営」に一歩でも近づけるよう、会員の皆さんと共に学びあっていきたいと思います。
参加者:15名
青懇副部長 中村 仁(中村社会保険労務士事務所)
5月23日、駅前交流プラザきららに於いて5月のAグループ会「ブログアップ講座」が開催されました。
広報を担当するAグループとして、会員の皆さんにブログを始めとするネット環境により親しんでもらい支部のコンテンツを一層活用していただく事と、ネットの有効性を理解してもらうことで自社でも大いに活用していただく事を目的として企画したものです。
講師は皆さんご存じの富士宮支部におけるITのエキスパート、有限会社カボスメディアワークス代表取締役の田邉元裕さんです。
内容は、まず基本的な記事の更新方法に始まり、有効な伝え方のための表現法(朝日支部長の思いをより強く伝えるには?宇佐美前支部長の熱さをより際立たせるには?どういった表現にしたら良いかなど、具体的実例を挙げての講義が面白かったです)を学び、現在のWebやSNSを取り巻く環境とそれに対する有効な対応などについて、限られた時間の中で非常に濃い密度で教えていただきました。
なるほど!と思わされることがとても多かった一時間半でしたが、その中でも「ネットは意外に人くさいものである」という田邉さんの言葉が強く心に残りました。ネットと言っても結局は自分の在り方を伝えることが最も重要であり、求められることは現実世界と何ら変わることはないというものです。
「ネットを介するとしても人と人との交流に変わりはなく、そのためには自らを磨き、そして伝え方のちょっとした工夫、センスを身に付けることが最も大事です。同友会の学びとも全く通ずるものです」
確か、こういった表現だったと記憶していますが、強く背中を押してもらったような言葉でした。ネットというだけで怖がる必要は全くないわけです。
さて、次は私たちが実行に移す番です。自社はもちろん、富士宮支部の広報活動にも大いに変化と進化を与えていきたいと思います。
かわむら呉服店 河村 徳之