富士宮
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(株)ヒッピーズの経営計画発表会に参加してきました

10月2日(木)、株式会社ヒッピーズの第三回経営計画発表会に参加してきました。
ヒッピーズは、富士宮市東阿幸地にあるショッピングセンター「ピアゴ」内に実店舗を構えるニッチジャンルのファッション専門店です。(店舗の様子はこちら

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ここ1年で2回、沼津支部例会に参加させて頂いたのですが、1回目は入会間もない大神田浩司代表取締役と同じバズグループとなり、2回目は大神田氏の伝説「紙芝居風2分間スピーチ」を間近で見ることが出来たりと、何故か大神田氏とは不思議と縁があり、そんな縁もあってか、先日の富士宮支部例会にも参加して頂くという、良い刺激を受け合う関係となっています。

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開会に当たって、まず大神田社長が、この発表会を開催する理由を三つ挙げました。
① スタッフに対して、「これからどういう会社にしていくのか」を説明する。
② 創業10年に向けて、経営へよりシフトしていくという自分自身の決意表明をする。
③ こういう場を作ることで、自分の「伝える力」を養いたい。

社是や経営理念に対してアンチ派だった大神田氏も、経営に迷いが生じて右へ左へとフラフラする自分をなんとかしたいという思いから、社是及び経営理念を作成し、その実現のために動き始める、という決意表明から発表会が始まりました。

また、今期の売上が前年度比99.6%と100%を超えることが出来なかったのは、自分自身の甘さが原因であり、そこをしっかりとこれから改善していきたいとのことでした。

実店舗とネット店舗との販売比率がここ数年で大逆転する中で、いかに効率よくネット販売業務をこなすかが今直面している大きな課題であり、それに向けての対策を現在実行に移している最中とのことでした。

その中で、売上目標という掴み辛い数字を商品単価で割込むことで「1日○個やる必要がある」という従業員が考えて行動しやすい具体的な数字に落とし込む手法や、ネット通販独自の物流システムを徹底的に研究することで自社の省力化に結び付けたりと、我々にもとても参考になる好事例をいくつか紹介して頂きました。

また、主力購買層である10代20代が利用するシステムを自社に取り込んだり、逆に10代20代がより購入しやすいようなシステムを導入したりと、「オジサンニハ、リカイフノウ」と拒絶反応を起こす世代であるはずの大神田社長のバイタリティを少しでも見習わなければならないと痛感致しました。

各パートとも熱のこもった説明だったため、2部構成の前半が終了して休憩となりましたが予定時間をだいぶオーバーしてしまいました。

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すると、従業員全員(女性4名)が即座に社長を取り囲み、いきなり説教タイムが始まりました。
このまま後半を予定通り進めて行くと、完全に時間オーバーとなってしまうため、どこをどう絞るか従業員から具体的な指示がどんどん出ます。

大神田社長は、その指示にウンウンとうなずくばかりです。
ひょっとしたら、これが今日のハイライトだったのかも知れません。

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ふと資料に目をやると、表紙に「量から質へ」と書いてありましたが、実際の資料はかなりのボリュームだったので、従業員さんには最初から時間オーバーすることが分かっていたのかも知れません。

後半は、大神田社長がこれからの組織の有り方として現在取り組んでいるチームビルディングについての説明が主となりました。

目指すものは「最強のチーム」ではなくて「最幸のチーム」、これが出来た時、ヒッピーズは日本を突き抜けて、きっと世界に羽ばたいているものと思います。

最後に全員参加のミニゲームを行ない、チームとして行動することの難しさを学びました。
(あの後、西村富士支部長とああだこうだと攻略法を考えましたので、次回は万全です)

初めて経営発表会に参加させて頂きましたが、自分自身にとっても大変勉強となりました。
大神田社長はじめ、ヒッピーズの従業員のみなさま、ありがとうございました。


10月度青懇 先輩経営者交流会を開催いたしました

平成26年10月2日、10月度青懇部会が開催されました。
今回は、株式会社森下建設社長、森下孝一氏の計らいで”伝説”の「地下室」を使用させていただいての集まりとさせていただきました。
富士宮支部歴代の先輩達も、ここにおいて夜通し語り合っていたという由縁を耳にすると、我々がここに導かれてきたのにもなにか因果めいたものを感じた次第です。

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昨夜の議題は「腹を割って本音で語ろう!」であった訳ですが、今抱えている仕事やプライベートの悩みを皆の前で曝け出し、格好つけず包み隠さずみんな吐き出せ!という事でした。
一人一人夫々持ち時間5分?いや、それ以上か??話し出したらきりがないほど出るわ出るわ・・・業界の状況、仕事のトラブル、社員との関り、材料の高騰とそれを価格へ転嫁が出来ない事への葛藤、脱下請けを目指していてもなかなか実現には程遠い、夫婦のあり方、酒の付き合い方の時代による変化等々・・・
我々の愚痴とも捉えられかねない発言にも森下社長はそれまで酒も飲まず真剣に聞き入り、そして自分の思った指摘を返してくれました。
一番堪えたのは、言葉は優しかったのですが「はっきり言っていいですか?正直甘いですね」との言葉だったでしょうか。

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優しくとも胸に突き刺さる言葉は、森下さんが数多の修羅場をかいくぐってきたからこそ発せられるものなんでしょう。
あそこにいたほかの何人たりともこの言霊を発せられる人間はいないと思う。今はまだ・・・と付け加えさえていただきますが。

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何より言葉として発する事で、相手に何かを伝えるという作業は簡単なようで難しいものです。一つ間違えば間逆にとられかねないことも多々あります。
しかも、同じ言葉を発しても人により伝わる内容が違ってくるのかもしれない。
「不立文字 教下別伝」 という禅語がありますが、要は言葉にどの様な思いをのせ、いかにそれを伝えることだと思います。
文字や言葉は手段であってもそれだけでは伝わらないことが多いという事です。
森下さんの発する言葉はまさにそれなんでは?と思った次第。
「甘い」を我々がどう受け止めるかが今後の課題だとおもいます。

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11月例会の下打ち合わせをしてきました

9月30日(火)、FUJIYAMA TAPASにて、11月例会で報告者を務めて頂くEN’S Group 遠藤崇浩代表と下打ち合わせを行ないました。(宇佐美支部長、阿久澤及び稲原例会企画委員)

すでに8月のグループ会でリハーサルを終えていたので、その時の資料を元に組み立てた内容を説明してもらいながら、重要なポイントをお互いに確認していくという作業となりました。

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改めてお話を聞くと、遠藤氏の実行力とそのスピードの速さに驚かされます。

今回の例会タイトルとなる「経営理念で驀進あるのみ!止まってたら死んじゃうよ!!」の言葉通り「自分が良いと思ったことはすぐにやる」というスタイルを徹底して行ない、常にお客様の要望の先を走って来たことが、今こうして多くのお客様に支持される店となっている原動力であることは疑いようがありません。

飲食業界ならではの独立志向の強さで、従業員がひと通りのことを覚えた頃に独立してしまう際も「このお店で学んだことを全部持ち帰って構わない」と遠藤氏は言い切ります。
 その店独自のノウハウを真似されて、商売敵としていきなり目の前に現れお客を奪ってしまうリスクを考えると「これだけは教えない」という秘伝のようなものがいくつもあるはずなのですが「半年後、1年後になれば、うちは全く新しいことにチャレンジしているから、彼らが今ここで学んでいるノウハウなんてすぐ過去のものとなって価値が無くなる」という言葉に込められた自信こそ、今まで遠藤氏が実行力とスピードの速さで積み上げてきた実績からにじみ出たものそのものではないかと思いました。

ただ、「すぐにやる」ということが朝令暮改的になってしまうこともあり、その度にスタッフを混乱させてしまうなんていう失敗も度々やってしまっているようです。

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見せて頂いた「経営理念(Noblesse Oblige)」「従業員5つの約束」「笑顔とこころの10か条」「他責ではなく自責」そのどれもがストレートに心に響くものばかりですし、また、遠藤氏自身がその伝え方を一工夫させたことで、今ではシッカリと従業員全員に浸透し、これらを元に一人一人が考えて行動出来るようになりつつあるとのことでした。

順風満帆に行っているようですが、実は「悩みだらけ」なんだそうです。それも、ステージが上に進めば進むほどその悩みは大きくなり複雑化してきて、それを解決するために日々追われているとのことです。

それは、逆に言えば「問題が見えている」ということですし、問題意識を持たずに日々過ごしている人にとっては絶対に見えないものでもありますから、大いに悩んで行って欲しいと思いますし、富士宮支部で行なっている経営指針の会で、自社の今後5年間の経営計画を作成した時に「このままじゃ、ヤバイ」と感じ取れる感覚がある遠藤氏ですから、どんな悩みでも次々と解決して行ってくれると思います。

遠藤氏との打ち合わせ終了後、例会委員の2名は、そのまま残って食事とお酒を頂きました。
(こちらがメインでは決してありません、あくまで打ち合わせの延長で・・・)

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早速、この店の大名物「生カキ」を頂きます。まだまだカキのシーズンとは言えない9月末だと言うのに、大振りでプリプリの生ガキがここ富士宮で食べられるというのはなんとも言えない幸せであります。(左が北海道厚岸産、右が岩牡蠣)

これも、県内2人目、県東部では唯一のオイスターマイスターの資格(全国で100名程です)を取ったからこそなのですが、実はそれ以上に大切なのが、遠藤氏みずから牡蠣の産地に出向いて牡蠣がどのような環境で生育されているかを自分の目で確認し、さらにそこで丸一日実際に手伝いをすることで得られた、生産業者との信頼という財産だったのではないかと思います。

だからこそ、夏場の天候不順で生育の良くない時期でありながら、これだけの牡蠣を仕入れることが出来ているのだと思います。

お酒と生カキで、完全にノックアウトされてしまいましたが、もう一つの名物であり自信作のパエリャを頂くことが出来なかったことを残念に思いつつ、お店を後にしました。
次回は大人数で行って、絶対にパエリャを食べましょう!(って誰に言ってる?)

11月例会は、11月14日(金) 19:00~ 志ほ川バイパス店で開催されます。
オブザーバー、他支部の方を含め、大勢の方に遠藤さんの話を聞いてもらいたいと思います。


第42回青年経営者全国交流会in奈良 その4

2日目の全体会の前後、奈良に残った3人(宇佐美、朝日、稲原)で、あちらこちらと観光をしてきましたので、その様子を少しアップ致します。

8時に全体会場で受付を済ませた後、沼津支部の梶川さんを加えた4名で、まずは東大寺南大門へと向かいました。

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朝からスケールの大きさに圧倒されます。左奥に見える建物は、前日に分科会の会場となった東大寺ミュージアムです。

南大門を越えてさらに北へ進み、中門まで行ったところで梶川さんは全体会場に戻りました。

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受付を済ませて中に入ると、大仏殿が見えてきます。木造とはとても思えないスケールで圧倒されてしまいます。

中に入ると大仏様が鎮座しております。写真撮影が可能というのが少し嬉しかったりします。

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角度を変えて見るとそのスケールの大きさがまた違って見えます。気が付いたら口をポカンと開けていました。

脇に、その上に大仏様が鎮座しているという、蓮の葉のレプリカが置いてありました。

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とても細かい模様が書かれているのですが、近づいて良く見ると、とてもポップです。

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ヘタウマな絵で、この時代に蛭子能収さんのような方が一生懸命掘っていたことを想像すると少々笑えてきました。

大仏殿を後にして東へ歩き、二月堂に向かう途中のお茶屋さんの前で、たくさんのシカを見かけました。

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「シカせんべいをあげると、楽しい(ことが起きる)よ」と朝日さんに言うと「よし、やるか」と、朝日さんはお金を入れてシカせんべいが入っている箱のフタを開けようとしました。
その瞬間、今まで全く知らんぷりをしていたシカたちがそれに気付き、一斉に朝日さんに向かって走り出し、あっという間に朝日さんを囲んでしまいました。
ハーレム状態の朝日さん、スーツも舐められ大変な目に会いましたが、奈良初体験の朝日さんには、とても良い旅の思い出が出来たと思います。

無事?せんべいやりも終わり、さらに上へと登って行くと、二月堂が見えてきました。

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せっかくだからと二月堂の上まで登ると、眼前には奈良の広大な景色が広がっていました。
(この景色は、見る価値が絶対にあります)

二月堂を後にして、奈良公園を南に向かって歩き、全体会場へと戻りました。

全体会後、春日大社に向かう途中の春日荷茶屋で昼食をとりました。

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月替りのお粥(万葉粥)と柿の葉寿司と葛もちのセットを頼みましたが、久し振りに胃に優しい食事でした。(泡の出る飲み物も、久し振りにナシでした)

昼食後、春日大社に向かいます。あれだけのシカに囲まれてシカ好きになったのでしょうか、朝日さんがシカに近付いて写真を撮っています。

s-P1000841(春日大社をバックにシカを撮る朝日さんを撮るの図)

春日大社は本殿が改修工事中でしたが、たくさんの見どころがコンパクトにまとまっていて、東大寺とはまた違う良さがありました。

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特に、藤波之屋という場所では、年に3回しか行われない万燈籠(春日大社に奉納された3,000基の燈籠全てに浄火をともす)が再現されていて、息を飲むほどの幻想的で美しい光景を見ることが出来ました。(明りはロウソクではなく、LEDでした)

春日大社を後にして、南に向かって歩き出しましたが、すぐに鬱蒼とした森となり、先ほどまでの賑やかさがウソのように静かな山道を三人で歩いて行きました。
山道を下りた先に、志賀直哉旧居があります。

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昭和4年に完成した滋賀直哉旧居は、志賀直哉自身が設計し、それを京都の数寄屋大工の名工が建てたということもあり、全体的に軽やかで遊び心に溢れた建物でした。

滋賀直哉旧居を後にしての帰り道で、浮見堂猿沢の池興福寺の五重塔や三重塔などを眺めながら、最後は東向通り商店街を通って近鉄奈良駅に到着しました。

s-P1040834 (時間が無くて遠くから眺めただけの浮見堂です)

時間ギリギリで予定していた特急電車に飛び乗り、30分ほど揺られながら京都駅に到着して、今度はJR京都伊勢丹でお土産を買い漁ります。
今回は、朝日さん大推薦の阿闍梨餅をお目当てにしたのですが、行ってみると10人ほどの行列が出来ていて、1本早い電車を選んで大正解でした。
さらに、こちらも行列していた551蓬莱で豚まんを買い、駅に戻ったところで静岡で打ち合わせのある朝日さんと別れました。

残った二人は、祇園に移動してさらに観光を続けます。気が付いたら2万歩以上歩いています。

お昼があっさりとしたものだったこともあり、早い時間にお腹が空いてしまいました。
ふと見ると「天下一品」の文字が目の前にありました。昨晩のリベンジを兼ねて再突入です。

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さすが、天下一品の地元である京都。本店に近い味で宇佐美さんにも満足して頂けました。
スープを全て飲み干し「明日もお待ちしてます。」を表示させるのが、昔からのお約束です。

お腹が一杯になったところで、親子ガメと言われたボロボロカバンの後継者探しです。
今回、帆布カバンの購入は、信三郎帆布ではなく、㐂一澤にて行ないました。

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㐂一澤は、一澤帆布でデザインを担当していた、四男が2010年から始めたお店です。
一澤帆布の流れを汲む、昔ながらの質実剛健なデザインの商品ばかりで、 昔からのファンにとっては嬉しいお店です。

その後、田中漬物舗で抜群においしいしば漬けを買い、裏小路をフラフラと河原町まで歩き、京都駅に戻って無事観光終了となりました。

普段、なかなか行くことが出来ないエリアへ行く切っ掛けになる全国大会、大会も勉強になりますが、こうやって前後で観光することもまた大いに勉強になりますので、是非、多くの人にチャレンジしてもらいたいと思います。

参加されたみなさま、お疲れ様でした。


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